Cisco Systems傘下のSplunkは、年次イベント「Splunk .conf 26」でAI関連の製品機能強化を発表しました。
分散したマシンデータを移動させずに分析する「Federated Search」の対応先に、AWS CloudWatch LakeとDatabricksを追加しました。
同社は、データが存在する場所の近傍でAIを活用する分散型アプローチを、AI時代のデータ基盤として示しています。
記事の概要
Splunkは米国時間9月14~17日、コロラド州デンバーで年次イベント「Splunk .conf 26」を開催しました。
イベントでは、CiscoのAI戦略におけるSplunkのデータプラットフォームとしての位置付けが強調されました。
Splunkは、ログなどのマシンデータを扱う非構造化データ向けのデータベースです。
主要な用途として、セキュリティ情報イベント管理(SIEM)やオブザーバビリティを提供しています。
今回の発表では、AI向けデータソースとしての活用を新たな中核ユースケースとして位置付けました。
Splunkは、データを一カ所に集約する集中型モデルについて、処理の遅さやコスト、AIの結果の信頼性に課題があると主張しています。
Federated Searchの機能拡張により、AWS CloudWatch LakeとDatabricksをデータソースとして利用できるようになりました。
AI支援型のデータマネジメント機能やMachine Data Lakeと組み合わせ、データの移動やコピーを減らす考えです。
記事のポイント
- AI向け基盤を強化: Splunkは、セキュリティとオブザーバビリティに続く中核用途として、AI向けデータ基盤の機能を強化しています。
- 検索対象を拡大: Federated SearchがAWS CloudWatch LakeとDatabricksに対応し、分散したデータを移動せず分析しやすくなります。
- 分散型を提案: データが生成・活用される場所の近くで分析し、領域を越えてシグナルを連携する構成を提案しています。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: AWS CloudWatch LakeやDatabricksを含む分散データを扱う企業は、データを集約する前提を見直し、移動コストや分析速度、AI出力の信頼性を踏まえて基盤構成を比較する必要がありそうです。
- 同業の基盤提供者: AI向けデータ基盤では、対応するデータソースの数だけでなく、データを移動させずに横断分析できるかが選定軸になり、各社は分散環境での検索・管理機能を競う可能性があります。
- AI活用を進める企業: AI導入部門は、モデルやアプリケーションだけでなく、データが生成・利用される場所の近くで分析・管理する設計を検討することになり、部門横断のデータ連携方法も見直しが求められそうです。
このニュースの背景
Splunkは従来、セキュリティやオブザーバビリティを主要用途として、ログなどのマシンデータを扱ってきました。
今回、AI向けデータソースとしての活用を新たな中核ユースケースに位置付け、データ基盤としての機能を広げています。
同社は、データを一カ所に集める集中型モデルについて、処理速度やコスト、AIの結果の信頼性に課題があると主張しています。
その代案として、データが存在する場所の近くで分析し、Federated Searchなどで分散データを移動させずに扱う構成を示しています。
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Cisco Systems傘下のSplunkは、年次イベント「Splunk .conf 26」において、今後のCisco…
https://japan.zdnet.com/article/35252968/