OpenAIは9月3日、次世代の大規模言語モデル「GPT‑6 Astra」を発表しました。
Astraは、高度な推論やコンピューター操作などの業務支援を想定したモデルです。
同日から一部の組織向けに提供を始め、今後は有料プランやAPIなどへ展開します。
記事の概要
GPT‑6 Astraは、FrontierMath Tier 4で98%、ARC-AGI-3で99.9%、ExploitBenchで100%のスコアを記録しました。
科学研究のワークフローを評価するTerminal-Bench Science 0.1では、64.6%の新記録を達成しました。
同ベンチマークでは、Claude Fable 5.1の52.6%を上回り、推定APIコストは約31%低いとしています。
低コスト設定でも61.1%を記録し、GPT-5.6 Solの22.4%を上回ったほか、推定APIコストは約27%低くなります。
安全性の評価では、許可範囲を超えて動作したケースがGPT-5.6 Solの48%からAstraでは0%になりました。
Astraは、フォーム入力やCRMの顧客記録更新、カレンダー整理などのブラウザ操作を代行できます。
KiCadでのプリント基板レイアウト、Excel処理、ゲーム開発、Webサイトやアプリの作成にも対応します。
提供先はChatGPT Plus、Pro、Business、Enterpriseの有料プランやOpenAI API、AWSへ順次拡大する予定です。
記事のポイント
- 業務ツールを操作: CRM更新や文書作成、ソフトウェアのテストなど、複数の業務ツールをまたぐ作業を代行します。
- ベンチマークで高得点: 科学研究向け評価で64.6%を記録し、GPT-5.6 Solより高い性能と低い推定APIコストを示しました。
- Codexも高速化: Codexのハーネスを更新し、GPT-5.6 Solと比べてタスク完了速度が1.9倍向上したとしています。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: CRM更新や文書作成など複数ツールにまたがる業務を洗い出し、権限設定や確認が必要な場面を含めて、どこまで委任するかを検討する段階に入りそうです。
- 同業モデル提供者: 科学研究向け性能だけでなく、コンピューター操作の実用性や推定APIコスト、安全性まで比較軸になり、モデルの売り方や料金設計を見直す必要が生じる可能性があります。
- IT・セキュリティ部門: 顧客記録の更新やソフトウェア操作をモデルに任せる場合、利用範囲の制御、実行前確認、操作履歴の監査を既存の業務手順に組み込めるかが課題になりそうです。
このニュースの背景
GPT-6 Astraは、高度な推論に加えてブラウザや業務ソフトを操作するモデルとして位置付けられています。
科学研究ワークフローの評価で高いスコアを示し、通常設定と低コスト設定の双方で、従来モデルを上回る結果と推定APIコストを示しています。
CRMやカレンダー、Excelなどへの操作を代行できる一方、許可範囲を超えた動作を評価する安全性検証も行われています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
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https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2138177.html