AIエージェントの普及で、企業向けソフトウェアの収益モデルが変わる可能性があります。
Gartnerは、2030年までに最大2340億ドルのアプリケーション支出が影響を受けると予測しています。
一方で、IDCのShannon Kalvar氏は「SaaSの終わり」という表現は誇張だと指摘しています。
記事の概要
AIの変革により、企業向けソフトウェアの産業構造が変わる可能性があります。
Gartnerは、自律的にタスクを実行するエージェント型AIが、エンタープライズソフトウェアの収益モデルに影響すると予測しています。
2030年までに、最大2340億ドル(約38兆円)のアプリケーション支出が、エージェント間の裁定取引の影響を受ける可能性があります。
エージェント間の裁定取引は、AIエージェントが複数システムを横断し、ユーザーの操作を減らす仕組みです。
2030年末までには、AIとのインタラクションがエンタープライズアプリケーションのSaaS支出の約20%を占める見通しです。
この見通しを背景に「SaaSの終わり」という表現が広がり、過去18カ月間でSaaS企業の市場価値が合計約3000億ドル減少したと試算されています。
Gartnerは、エージェント型AIへの移行をSaaSの消滅ではなく変容と捉えています。
IDCのリサーチディレクターであるShannon Kalvar氏も、「SaaSの終わり」は誇張されている一方、「中間者の排除」は的確だと述べています。
記事のポイント
- 中間者排除の進展: AIエージェントが複数のシステムを横断して処理することで、利用者が個別のSaaS画面を操作する必要性が減る可能性があります。
- SaaS支出の約20%: Gartnerは、2030年末までにAIとのインタラクションがSaaS支出の約20%を占める見通しを示しています。
- 持続的機能が焦点: 既存ベンダーには、独自のロジックや数学的機能など、長期的に差別化できる機能の提示が求められます。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
IT専門家は、AIによってSaaSが消滅の危機にひんしていると警告する。しかし、一部のベンダーは依然として懐疑的な見方を…
https://japan.zdnet.com/article/35250767/