HPEは、第6世代AMD EPYCサーバーCPUを搭載したHPE ProLiant Gen13サーバー4機種を発表しました。
新製品は、Agentic AIやAI推論、分析、仮想化、シミュレーションなどの処理を支援します。
HPE iLO 8によるセキュリティ自動化や、HPE Compute Ops Managementによる運用効率化も提供します。
記事の概要
HPEが発表したのは、HPE ProLiant DL525、DL585a、XD245、XD285 Gen13の4機種です。
4機種にはAMD EPYC 9006 SP7サーバーCPUを搭載し、コア密度、メモリ帯域幅、I/O容量を高めています。
DL585a Gen13は最大8基のダブルワイドPCIe GPUと、2基のAMD EPYC 9006 SP7 CPUをサポートします。
DL525 Gen13は最大256コアのCPUを1基搭載する1U・1ソケット構成で、AI推論や金融モデルなどに対応します。
XD245 Gen13は1OUに4ノードを搭載する直接液冷方式で、XD285 Gen13は2OUに2ノードを搭載する空冷方式です。
HPE iLO 8ではSEDの自動暗号化、複数人承認、耐量子暗号への対応などを実装しています。
出荷はDL525が2026年後半、DL585aが2027年初頭、XD245とXD285が2027年に始まる予定です。
記事のポイント
- 4機種でAI基盤を拡張: GPUを使う推論やRAG、ファインチューニングから、金融モデルやシミュレーションまで対応します。
- セキュリティを自動化: SEDの自動暗号化や複数人承認、耐量子暗号対応により、運用時の保護を強化します。
- 高密度化で冷却を効率化: OCP準拠のXD245とXD285は、液冷または空冷と共有電源を組み合わせます。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: Agentic AIやAI推論を拡張する企業は、GPU構成だけでなく、CPU密度やメモリ帯域、冷却方式、運用自動化を含めて基盤を比較する必要がありそうです。
- サーバー同業者: AI基盤の提案では処理性能だけでなく、SED暗号化や複数人承認、耐量子暗号などを組み込んだ運用時の安全性が競争軸になっていく可能性があります。
- データセンター運用者: 液冷・空冷や共有電源を含む高密度構成の選択肢が増えるため、導入時期を見据え、ラックの電力・冷却容量と運用体制を先に確認することが求められそうです。
このニュースの背景
AIシステムがインサイトを生成する段階から自律的にタスクを実行する段階へ進むなか、セキュリティとリスクへの懸念が導入の障壁になっています。
元記事では、McKinseyの2026 AI Trust Maturity Surveyで、回答者の約3分の2がAgentic AIの本格展開を阻む最大の障壁としてセキュリティとリスクを挙げています。
AI推論やRAG、ファインチューニングに加え、金融モデルやシミュレーションなど用途が広がり、GPUを使う構成とCPU処理を重視する構成の両方が必要になっています。
処理密度の向上に伴い、ラック内の電力供給と冷却を効率化する設計も重要になっており、液冷と空冷の選択肢が示されています。
関連するニュース
- 日本HPは、最大3,000億パラメータのLLMを端末上で実行できるモバイルワークステーションを10月7日に発売します。
- 日本IBMはIBM BobとALSEAを使い、AI駆動型開発でライフサイクル全体の生産性向上を目指します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
日本ヒューレット・パッカード合同会社のプレスリリース(2026年10月15日 14時00分)HPE、次世代AMD CPU…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000229.000045092.html