Sassorは、アグリゲーションプラットフォーム「ENES」のAIによる収益最大化運用を強化します。
需給調整市場の複数商品とJEPXの充放電計画を、価格予測にもとづいて同時に最適化します。
系統用から需要家併設まで、蓄電池の規模や用途に応じた運用を支援します。
記事の概要
需給調整市場では、2026年度に入り約定価格の水準が変化しています。
一次調整力オフライン枠の9エリア平均約定価格は、2026年4月の8.16円から9月の3.82円へ低下しました。
上限価格に対する約定価格の水準も、4月の約54%から9月の約38%へ下がりました。
ENESは、エリア・商品・30分コマごとの価格予測をもとに、入札価格や参加商品、充放電計画、コストを日々最適化します。
一次調整力や二次調整力、三次調整力に加え、JEPXや容量市場への供出量も比較して配分します。
JEPXの充放電計画と需給調整市場への供出量を同時に最適化する、ネガポジ運用にも対応します。
九州エリアの低圧系統用蓄電池を想定した試算では、従来型と比べて年間収益が約48%増加し、投資回収期間が4年短縮しました。
この試算は過去の市場データにもとづくもので、実際の市場収益や将来の収益を保証するものではありません。
記事のポイント
- 複数市場を同時最適化します: 市場価格を予測し、需給調整市場の商品選択や入札価格、JEPXの充放電計画を30分コマごとに最適化します。
- 蓄電池の幅広い用途に対応します: 特別高圧・高圧・低圧の系統用蓄電池に加え、ピークカットやBCPに使う需要家併設蓄電池にも対応します。
- 投資回収を事前に試算します: CAPEXやOPEX、投資回収期間、IRR、NPVを試算し、複数商品の組み合わせによる収益差を比較できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 市場価格の低下やエリアごとの商品差を前提に、単一商品での収支計画を見直し、設備仕様や参加市場を投資前に比較する必要が高まりそうです。
- 蓄電池運用事業者: 蓄電池の差別化は設備保有だけでなく、価格予測・商品配分・充放電を一体で制御できるかに移り、複数市場へ対応する運用体制が求められそうです。
- 蓄電池投資家: CAPEXやOPEXだけでなく、エリア別の商品構成や運用ロジックを反映したIRR・NPVを比較し、過去データによる試算と将来の不確実性を分けて判断する必要があります。
このニュースの背景
需給調整市場では、2026年4月から9月にかけて一次調整力オフライン枠の9エリア平均約定価格が8.16円から3.82円へ低下しました。
上限価格に対する約定価格の水準も約54%から約38%へ下がり、従来の固定価格や単一商品を前提とした運用では、市場環境の変化を収益に反映しにくくなっています。
一方で、どの商品区分の価格が高いかはエリアによって異なり、蓄電池はJEPX、需給調整市場、容量市場にまたがって運用されています。
こうした状況を受け、Sassorは価格予測モデルや入札最適化、収支シミュレーションの知見をENESに統合しています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社Sassorのプレスリリース(2026年10月14日 10時00分)需給調整市場の価格低下とボラティリティに対応…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000028289.html