FlashLabsは、AI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」で、サイバーセキュリティ特化モデル「OrcaCyber Zero 1.5」の提供を始めました。
本モデルは、脆弱性の発見や攻撃経路の調査、悪用可能性の検証を自律的に行う設計です。
認可されたセキュリティ調査・テストを目的とする利用者に、審査制で提供します。
記事の概要
「OrcaCyber Zero 1.5」は、米国のAI研究機関Continuum AIが開発したモデルです。
既知の脆弱性を再現するCVE-Benchで95.8%を達成しました。
サイバーセキュリティの実行タスクを測るCybenchでは、制約なしのエージェント実行で100%となりました。
コード生成の正確さを測るHumanEval+では93.9%を記録しました。
100万トークンのコンテキストウィンドウと、ネイティブなツール呼び出しに対応します。
利用には企業または所属機関のメールアドレスによる申請と、手動審査が必要です。
料金は入力100万トークンあたり3.00米ドル、出力100万トークンあたり7.50米ドルです。
記事のポイント
- 脆弱性の発見を想定: RCEや認証バイパス、権限昇格など、未知の脆弱性や複雑な攻撃チェーンの発見を想定しています。
- 長大なコードを調査: 100万トークンの文脈とツール呼び出しに対応し、大規模なコードベースを長い文脈のまま調査できます。
- 前モデルの実績: 前モデル搭載の自律ハーネスは、CyberGym Level 1で脆弱性1,477件を再現し、上位3位でした。
このニュースがもたらす影響
- セキュリティ担当者: 企業のセキュリティ担当者は、脆弱性の発見から再現までをAIに任せる範囲を、認可済み環境と審査条件に沿って切り分ける必要がありそうです。料金と長大なコード対応を踏まえ、まず限定的な検証から効果を測る進め方が現実的と考えられます。
- 同分野の提供者: 同分野のサービス提供者には、モデル性能だけでなく、ツール実行の制御や審査、結果検証まで含む提供体制が求められそうです。第三者検証ではない数値をどう補完するかも、比較時の差になり得ます。
- 開発部門: 開発部門では、大規模コードの調査を前提に、脆弱性検証を従来のテスト工程へどう組み込むかが論点になりそうです。AIの自律実行に任せる範囲と、人が再確認する手順を先に設計する必要があります。
このニュースの背景
企業や政府機関を狙うサイバー攻撃は高度化・自動化しており、未知の脆弱性を探す速度も増しています。
脆弱性の発見と検証には専門知識と多くの工数が必要で、セキュリティチームの負担が増しています。
こうした状況を受け、発見から再現・検証までを自律的に支援するセキュリティ特化モデルとして開発されました。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
FlashLabs株式会社のプレスリリース(2026年10月12日 10時30分)OrcaRouter、サイバーセキュリ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000138449.html