コスモ石油株式会社とGE Vernova Software Japan株式会社は、APMソフトウェアのベータプログラムに関する覚書を締結しました。
コスモ石油はAPMの新機能を先行利用し、実際の製油所の保全現場で検証します。
検証対象には、設備状態の評価機能や分析モデル構築機能、生成AIエージェントが含まれます。
記事の概要
両社は、GE Vernovaが開発するアセットパフォーマンスマネジメント(APM)ソフトウェアのベータプログラムで協業します。
APMは、設備の稼働データや専門知見を組み合わせ、状態把握や保全の意思決定を支援するソフトウェアです。
Health 2.0は、設備状態を運用リスクから評価・定量化し、保全対応の優先順位付けを支援します。
Analytics Builderでは、データサイエンティストやエンジニアらが独自の分析モデルを構築・検証・運用できます。
生成AIエージェントは、設備保全に関する情報収集や分析、意思決定を支援します。
Strategy、自然言語クエリ、Document Intelligence、Inspectionの各エージェントを活用します。
コスモ石油は検証結果をGE Vernovaにフィードバックし、機能の改善・高度化を進めます。
記事のポイント
- Health 2.0で優先順位付け: 設備状態を運用リスクから定量化し、状態基準保全や保全リソースの配分を支援します。
- 独自分析モデルを構築: Analytics Builderで現場の担当者が分析モデルを作り、予兆保全の能力向上を検証します。
- 4種のAIエージェント: FMEA作成、自然言語検索、検査報告書の整理、検査データの要約を支援します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 設備状態を運用リスクで定量化し、保全の優先順位を決める運用に移れる可能性があります。自社データで分析モデルを構築できるため、導入前に現場の判断や予兆保全との適合性を検証する視点が必要です。
- APMサービス提供者: 実際の製油所で得た利用結果が機能改善に反映されるため、現場固有のデータや業務フローにどこまで対応できるかが、今後の製品選定で重視される可能性があります。
- 保全業務の担当者: 自然言語でのデータ照会や検査報告書の整理によって、情報収集・分析にかかる作業を減らせる可能性があります。一方で、AIの出力を保全判断にどう組み込むかを定める必要がありそうです。
このニュースの背景
製油所では、高経年化する設備を安全・安定的に稼働させるため、設備状態や運用リスクの把握と、限られた保全リソースの有効活用が求められています。
コスモ石油は、製油所の安全操業と安定供給を支えるため、AI・デジタル技術を活用した設備保全の高度化に取り組んでいます。
GE VernovaのAPMは、設備の稼働データと専門知見を組み合わせ、設備状態の把握や保全に関する意思決定を支援するソフトウェアです。
今回のベータプログラムでは、実際の製油所で機能を検証し、その結果を開発元にフィードバックできる枠組みになっています。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
コスモエネルギーホールディングス株式会社のプレスリリース(2026年10月8日 10時00分)コスモ石油とGE Vern…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000098598.html