株式会社ワールドエリアネットワークスは、フィジカルAIの研究開発を本格的に始動しました。
建設機械訓練システム「メタトレ+」を第一弾に、建設・インフラ・産業機械の現場への展開を目指します。
企業や自治体、大学、研究機関を対象に、共同研究・実証パートナーの募集も開始しました。
記事の概要
フィジカルAIは、カメラやセンサーで現実世界を理解し、ロボットや機械を動かす技術です。
同社は3DCG・XR・シミュレーションなどの技術を生かし、現場を仮想空間に再現する基盤を開発します。
第一弾の「メタトレ+」は、2026年7月に中小企業庁のGo-Tech事業に採択されました。
広島市立大学と安田女子大学が共同研究に参加し、公益財団法人ひろしま産業振興機構が事業管理機関を務めます。
令和8年度から3年間、仮想空間での建機操作データを使い、AIが操作・安全・施工の3観点から技能を評価します。
研究開発では、掘削・積込・整形を中心に300シナリオ以上を整備し、10指標以上の設計を目指します。
同社は建設機械で蓄積するデータを、遠隔操作や作業自動化などのフィジカルAIへの応用につなげる考えです。
記事のポイント
- 建機訓練をAIで評価: 仮想空間での建機操作を記録し、AIが操作・安全・施工の3観点から技能を評価して次の訓練を提案します。
- 3年間の研究目標: 令和8〜10年度に300シナリオ以上と10指標以上を整備し、熟練者と初心者を見分けるAIモデルを目指します。
- 実証パートナーを募集: 企業や自治体、教育機関、大学、研究機関を対象に、現場データの提供や実証、共同研究への参加を募ります。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 現場データの提供や実証への参加を通じて、自社の技能評価や訓練手法を検証する機会が生まれます。導入前に、評価指標と現場業務との適合性を見極める必要がありそうです。
- 同領域の事業者: 建機の訓練データを起点に、シミュレーションから遠隔操作・自動化までをつなぐ構想が示されました。3DCG、センサー、AIなどを組み合わせた提携やサービス設計が求められそうです。
- 自治体・教育機関: 仮想空間を使った訓練環境は、技能継承や人材育成の実証基盤になり得ます。導入を検討する際は、教育現場で評価結果をどう活用するかを共同研究段階から整理することになりそうです。
このニュースの背景
建設業では就業者数が1997年の685万人から2024年平均の477万人へ減少し、55歳以上が36.7%を占める一方、29歳以下は11.7%にとどまっています。
熟練者の技能継承が課題となるなか、建設分野では操作データをAIに学習させる研究や、シミュレーション上でAIを訓練する取り組みが進んでいます。
AIが機械を安全に動かすには、現場を再現したデータと、失敗を安全に試せる仮想空間が必要です。同社は3DCG・XR・シミュレーションの技術を、その基盤づくりに生かそうとしています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社ワールドエリアネットワークスのプレスリリース(2026年10月5日 09時00分)WAN、フィジカルAIの研究開…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000161005.html