カクイチ、全国1万7000カ所超の太陽光設備をAIで異常検知

カクイチは、全国1万7000カ所以上の太陽光発電設備を対象に、AIでデータの異常値を早期検知する仕組みを構築しました。
ウイングアーク1stの「MotionBoard」と「dejiren AI」を組み合わせ、異常検知から担当者への通知までを自動化しました。
異常の根拠をSlackへ直接通知し、現場の対応スピードは体感で2倍から3倍に向上しました。

記事の概要

カクイチは2019年から「MotionBoard Cloud」を導入し、全物件の入金状況を把握するダッシュボードを運用していました。
従来は売電の入金データを基に、入金額が前月比50%減となった場合を異常の目安としていました。
この方法では発電量の低下を把握するまでに1カ月以上かかる場合があり、収益機会の損失につながっていました。
今回、MotionBoard上のデータを「dejiren AI」経由で生成AIが過去と最新の傾向を比較・分析します。
異常判定の基準は前月比50%減から20%程度の変動まで引き下げ、比較軸を増やして検知感度を高めました。
AIが異常と判断した理由や売電金額の推移は、担当営業所のSlackチャンネルへ自動通知されます。
dejiren AIは2025年9月に導入され、現場の対応スピードと判断は体感で2倍から3倍に向上しました。
同じ仕組みはグループ会社にも展開され、前日の生産実績を毎日Slackへ配信しています。

記事のポイント

  1. 異常検知をAIで補完: 過去データと最新データを生成AIが比較し、前月比20%程度の変動も検知できる設計にしました。
  2. 根拠をSlackへ通知: 異常と判定した理由や売電金額の推移を、担当営業所のSlackへ自動通知できます。
  3. 製造現場にも横展開: グループ会社では前日の生産実績を毎日配信し、現場が数字を確認する意識の定着につなげています。

このニュースがもたらす影響

  • 導入検討企業: 設備数が多く、異常確認を担当者の経験に頼る企業は、既存のデータ基盤とチャットをつなぎ、検知基準と通知先を業務に合わせて設計する必要がありそうです。
  • 太陽光事業者: 発電量の低下を早く捉えたい事業者では、単一の閾値だけでなく過去との比較や異常理由の提示まで含めた運用が、サービスの差別化要素になる可能性があります。
  • 業務システム部門: 既存のBIに蓄積したデータを生成AIで分析し、現場の利用ツールへ通知する構成は、個別の新システムを増やさず業務改善を進める選択肢になりそうです。

このニュースの背景

カクイチでは、売電の入金データを基にした異常判定を行っていましたが、発電量の低下を把握するまでに1カ月以上かかる場合がありました。
従来の基準は入金額の前月比50%減で、基準に達しない変化や施設ごとの状況を捉えにくいことが課題でした。
2019年から運用していたMotionBoardのデータと生成AIを組み合わせ、異常検知から担当者への通知までを自動化する流れが整えられました。

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000372.000053341.html

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