Tensor Energyは、ポートが保有・運営する高圧系統用蓄電所のアグリゲーション業務を受託します。
電力AIプラットフォーム「Tensor Cloud」で、市場価格予測から入札、需給管理、充放電制御まで一貫して担います。
対象設備は出力約2MW、容量約8MWhで、2027年度上期の運転開始を予定しています。
記事の概要
本件は、Tensor Energyとポートによる高圧系統用蓄電所の第1号案件です。
Tensor Energyは、卸電力市場と需給調整市場の価格・需給状況をAIで予測します。
複数市場・複数商品を評価し、入札計画と充放電計画を最適化します。
市場取引では、スポット市場、時間前市場、需給調整市場への入札・応札を実行します。
蓄電池のリアルタイム制御や、需給計画、実績・インバランス管理も担います。
ポートは2026年3月期に系統用蓄電所3カ所を稼働させ、初年度から黒字化しました。
2027年3月期には計14カ所の開発投資を決定しており、今後の運用拡大を見据えています。
記事のポイント
- 予測から制御まで対応: Tensor Cloudは、市場価格予測、計画策定、入札、需給管理、充放電制御を一つの基盤で実行します。
- 高圧蓄電所が対象: 対象設備は東京電力パワーグリッド管内などの高圧系統用蓄電所で、出力約2MW、容量約8MWhです。
- 2027年度上期に運転開始: 本プロジェクトは2027年度上期の運転開始を予定し、ポートは今後も蓄電所開発を拡大します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 蓄電所の収益性を設備性能だけでなく、予測から入札・制御までの運用設計で評価する必要が高まりそうです。運転開始前に委託範囲とデータ連携を確認することが重要です。
- 同業のサービス提供者: 価格予測や計画策定だけでなく、市場取引とリアルタイム制御まで含む一体運用が比較軸になる可能性があります。サービス各社には実運用データを生かす提案が求められそうです。
- 蓄電所事業全体: 開発案件が増えるなか、設備を保有するだけでなく市場環境に合わせて継続運用する能力が、事業規模を拡大する際の差別化要因になっていくと考えられます。
このニュースの背景
再生可能エネルギーの発電量の変動を吸収するインフラとして、系統用蓄電所の導入が拡大しています。
2026年度には需給調整市場で取引単位や上限価格、募集量が変わり、運用上の意思決定に求められる頻度と精度が高まっています。
ポートは系統用蓄電所の稼働と開発投資を拡大しており、設備数の増加を見据えた運用品質の維持と高度化が課題になっています。
関連するニュース
- Tensor Energyは、飯塚第一メガソーラーの蓄電池運用をTensor Cloudで自動化しました。
- 株式会社Green AIが東京電力エナジーパートナーと提携し、法人の脱炭素計画をAIで支援します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Tensor Energy株式会社のプレスリリース(2026年10月2日 10時00分)Tensor Energyとポー…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000096424.html