Operaは、新たに提案されたウェブ標準「WebAI」を活用し、ブラウザー内でローカルAIモデルを実行できる機能を提供する予定です。
検索クエリーやデータを利用者の端末内にとどめ、クラウドへ送信せずにAI処理を実行できるようにします。
WebAIはオプトイン方式で、利用者が選択するまでAIモデルはダウンロードされません。
記事の概要
Operaは、オープンウェイトモデルを基盤とするローカルAIをブラウザーに搭載する予定です。
ローカル処理では、AIへの入力データを利用者のマシン内にとどめられます。
Operaは、クラウド型AIで生じるデータの外部送信やプロフィール作成の懸念に対応します。
ブラウザーおよびAI担当エグゼクティブバイスプレジデントのKrystian Kolondra氏は、AI処理の多くはノートPCで実行できると説明しました。
Operaは2024年にローカルモデルを開発者向けに提供しており、今後は全利用者向けに展開します。
今後は、特定のデバイス向けに最適化したオープンモデルや、ローカルAIを使うブラウザー体験の構築ツールを追加する予定です。
WebAIは、ウェブサイトや拡張機能がブラウザーでホストされるAIを利用できるようにする標準案です。
GoogleやMicrosoftなどが支持しており、利用者はGoogleやAppleなどが提供するモデルを選べる仕組みです。
記事のポイント
- 端末内でAIを処理: 検索クエリーやデータを外部へ送信せず、ノートPCなど利用者の端末内でAI処理を実行できます。
- オープンモデルを採用: 特定モデルに依存せず、オープンウェイトモデルを基盤にするため、モデルを選択できます。
- 利用者が導入を選択: WebAIはオプトイン方式で、利用者が選ぶまでモデルをダウンロードしない設計です。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 機密性の高い情報を扱う企業は、ブラウザーAIの導入時に、データをクラウドへ送るかどうかだけでなく、端末性能や利用者の同意を含めて処理場所を評価する必要がありそうです。
- ブラウザー開発者: WebAIに対応すれば、ウェブサイトや拡張機能からブラウザー内のAIを利用する設計が取りやすくなり、モデルの選択肢や端末別の最適化を前提にした体験づくりが求められそうです。
- AIサービス提供者: ローカル処理を前提にしたサービスでは、リクエストごとのクラウド利用料に依存しない提供形態を検討しやすくなり、モデルの選択権やダウンロードへの同意をどう設計するかが課題になりそうです。
このニュースの背景
クラウド型AIを組み込んだブラウザーでは、入力データが利用者の端末外へ送られ、学習やプロフィール作成に使われる懸念があります。
一方で、オープンウェイトモデルの小型化とハードウェアの高性能化により、AI処理の一部をノートPCで実行できるとの説明が示されています。
WebAIは、ウェブサイトや拡張機能がブラウザーでホストされるAIを利用するための標準案で、GoogleやMicrosoftなどが支持しています。
利用者が選択するまでモデルをダウンロードしないオプトイン方式も、ローカルAIの導入を利用者の判断に委ねる背景になっています。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Operaは、新たに提案されたウェブ標準である「WebAI」のおかげで、ローカルAIを搭載したブラウザーの提供を開始する…
https://japan.zdnet.com/article/35254159/