日本プルーフポイントは10月27日、「AIランサムウェア脅威動向レポート2026」の記者説明会を開催しました。
同社は、AIハーネスによって1攻撃あたり25〜50ドルの自動攻撃が可能になったと説明しました。
脆弱性の公表から悪用までの時間が10時間に短縮する一方、企業の修正適用には平均約55日かかっています。
記事の概要
同社が2025年に世界で観測した新種メール攻撃のうち、82.8%が日本を標的としていました。
世界12カ国のサイバーセキュリティ担当者953人を対象にした調査では、日本のランサムウェア感染率は73%でした。
日本の感染率は前回調査の38%から35ポイント増え、伸び率は92%に達しました。
AIハーネスは、攻撃者の指示を複数のAIエージェントに分散して実行させる統率ツールです。
オープンウェイトの安価なAIモデルを連携することで、最先端AIを使わずに攻撃を自動化できます。
同社は、中国のハッキング大会で優勝したAIツール「ARTEX」の攻撃デモを実施しました。
デモでは、ウェブサイトの調査からSQLインジェクションなどの脆弱性発見、管理者権限の取得までを自動化しました。
同社は、AIによる脆弱性点検やネットワーク隔離など、防御側の自動化が必要になると説明しました。
記事のポイント
- 日本への攻撃が増加: 2025年に世界で観測した新種メール攻撃の82.8%が日本を標的としていました。
- 攻撃コストを低減: AIエージェントを連携するAIハーネスにより、1攻撃あたり25〜50ドルで自動化できます。
- 防御側に時間差: 脆弱性の悪用まで10時間に短縮する一方、修正適用には平均約55日を要しています。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 悪用まで10時間、修正適用に平均約55日という差は、従来の承認・検証手順だけでは間に合わない可能性を示します。重要資産の優先順位付けと自動点検・隔離、停止手順を平時から整える必要がありそうです。
- 防御製品の提供者: 攻撃の自動化が低コストで進むと、検知だけでなく、脆弱性の点検やネットワーク隔離までをどこまで自動化できるかが選定軸になりそうです。攻撃速度を前提にした製品連携と運用設計が求められる可能性があります。
- 経営・リスク部門: 日本の感染率が前回の38%から73%へ上昇し、支払い後も復旧や情報削除が保証されない状況では、身代金支払いを前提にしない復旧計画が必要です。業務停止を含む判断権限と復旧責任を事前に定めることになりそうです。
このニュースの背景
2025年に同社が世界で観測した新種メール攻撃の82.8%が日本を標的としており、日本語の壁が攻撃の障壁になりにくくなっています。
世界12カ国のサイバーセキュリティ担当者953人を対象にした調査では、日本のランサムウェア感染率が前回の38%から73%へ上昇しました。
AIハーネスは攻撃プロセスを細分化し、複数のAIエージェントに分散実行させる統率ツールです。オープンウェイトの安価なAIモデルと組み合わせることで、1攻撃あたり25〜50ドルの自動攻撃が可能になっています。
脆弱性の公表から悪用までが10時間に短縮する一方、企業が修正プログラムを適用するまでの平均所要時間は約55日です。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
日本プルーフポイントは、最新の脅威分析をまとめた「AIランサムウェア脅威動向レポート2026」に関する記者説明会を開催し…
https://japan.zdnet.com/article/35254113/