InfiniCloudは、プライベートAI基盤「InfiniCloud AI 3.0」の提供を開始します。
外部LLMを管理する製品から、自社GPUでLLM基盤を構築する製品まで、3シリーズを展開します。
長期記憶や証拠駆動型推論、MCP連携などを強化し、企業の機密データ活用に対応します。
記事の概要
InfiniCloud AI 3.0は、社内規程や資料、業務知見を取り込んで運用する企業向けAI基盤です。
利用者との会話を記憶するパーソナライズ機能や、AIが複数の情報源を調べて回答するEDTM v2を搭載します。
検索エンジンやe-Gov法令、e-Stat、名刺管理サービスなどと連携する検索プロバイダ機能も備えます。
Native Pluginやネットワーク経由のMCP連携により、社内のBI基盤などへの拡張に対応します。
製品シリーズは、外部LLM基盤を管理するEnterprise Control、独自LMaaS機能を備えるEnterprise Suite、無償のCommunityです。
Enterprise Suiteは、自社GPUを使ったFine Tune対応の推論基盤や、インターネット非接続環境での運用に対応します。
別製品のLLM Fabricでは、複数モデルのGPU配置や推論負荷分散、APIキー管理、利用量の集計を提供します。
Enterprise ControlとEnterprise Suiteは2026年10月末からサブスクリプションで提供し、Communityは準備が整い次第ダウンロード可能になります。
記事のポイント
- 3シリーズで環境別に提供: 外部LLM連携、完全なプライベート運用、無償利用という企業の要件に応じて選べます。
- 長期記憶とEDTMを強化: 利用者の役職や過去の会話を踏まえ、社内規程などの根拠をたどって回答します。
- GPU基盤をLMaaS化: 複数モデルの配信、負荷分散、APIキー制御、トークン数の集計を一体で管理します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 外部LLMの統制から完全な非接続運用まで選択肢が分かれるため、機密度やGPU保有状況に応じて、データ管理と運用コストを含む導入条件を比較する必要がありそうです。
- 同業のAI基盤提供者: 長期記憶や証拠駆動型推論に加え、検索・社内システム連携まで一体化した構成により、単純なRAG提供だけでは業務定着の差別化が難しくなる可能性があります。
- GPU基盤を持つ事業者: モデル配置、推論負荷分散、APIキー管理、利用量集計をまとめて扱えるため、自社GPUを社内共通基盤や外部向けAIサービスへ転用する検討が進みやすくなりそうです。
このニュースの背景
生成AIの業務利用では、機密データを投入するほど利便性が高まる一方、セキュリティリスクも増すとされています。
企業ごとに、外部LLMの利用、管理下でのプライベートAI、インターネット非接続環境など求める条件が異なります。
RAGを試したものの効果を得られなかった組織や、費用を抑えて試したい小規模組織も想定されています。
GPU基盤を持つ事業者や企業が、複数モデルを使うLLMサービスを構築・運用する需要も示されています。
関連するニュース
- Cuonは、Boxと管理クラウドで構成するローカルLLM向け基盤を11月1日に提供開始します。
- Metelixが「RiN Gateway」にTencent Cloud TokenHubを導入し、複数LLMの利用を統制します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
InfiniCloud株式会社のプレスリリース(2026年10月16日 12時00分)「InfiniCloud® AI …
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000028662.html