生成AIとの対話でBIMモデルを作成・編集できるクラウドサービス「ACIMUS」を開発するACIMUSが、シードラウンドで約6,500万円を調達しました。
Link Capitalをリード投資家とし、インキュベイトファンドとJR東日本スタートアップが引き受けました。
JR東日本スタートアップとは資本業務提携を結び、駅舎を含む既存建物の維持管理へのBIM活用を進めます。
記事の概要
ACIMUSは、自然な言葉で生成AIに指示し、建物のBIMモデルを作成・編集できるサービスです。
Webブラウザ上で動作し、専門的なBIMソフトウェアの操作経験がない利用者にも対応します。
柱・壁・床などの部材に属性情報を付け、国際標準のIFC形式で既存のBIMソフトウェアへ引き継げます。
2025年6月に正式版を提供し、2026年6月には建築設計AI「ACIMUS KIWARI」の先行検証プログラムを始めました。
調達資金は、既存図面からのBIMモデル作成、ACIMUS KIWARIや構造・法規チェック機能の開発などに使います。
JR東日本グループとは、駅舎図面を基に維持管理用の簡易BIMモデルを作る実証実験を行いました。
実証実験では、1駅舎当たりのモデル作成時間を大幅に削減できる可能性を確認しました。
JR東日本には約1,680棟の駅舎があり、関連施設を含めると約24,000棟の建物があります。
記事のポイント
- 対話でBIMを作成: 「3階建ての事務所を作って」などの指示で、BIMモデルを作成・編集できます。
- 駅舎の維持管理へ展開: 既存の駅舎図面から簡易BIMモデルを作り、維持管理への活用を検証しています。
- 設計AIも検証開始: 条件からBIMモデル案を一括生成する「ACIMUS KIWARI」の先行検証を始めています。
このニュースがもたらす影響
- 鉄道・不動産管理者: 既存図面しかない建物でもBIM活用を検討しやすくなるため、維持管理のどの業務からモデル化するか、更新精度や運用ルールを先に設計する必要がありそうです。
- 建設設計会社: 対話によるモデル作成や設計案の一括生成が進めば、初期検討の作業分担が変わる可能性があります。導入時には、AIの案を誰が検証し設計判断につなげるかが課題になりそうです。
- BIMサービス提供者: 専門ソフトの操作経験を前提にしない入口とIFC連携が広がることで、競争軸はモデル作成機能だけでなく、構造・法規チェックや維持管理への接続にも移る可能性があります。
このニュースの背景
BIMは設計から維持管理まで活用する前提になりつつあります。
国土交通省は2026年4月にBIM図面審査を開始し、2029年春にはBIMデータ審査の導入を予定しています。
一方で、新築建物でも既存建物でも、専門ソフトの習得やモデル作成の手間が活用の壁になっています。
ACIMUSは、生成AIとの対話でこの作成負担を減らし、駅舎の維持管理に展開する検証を進めています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社ACIMUSのプレスリリース(2026年10月14日 10時10分)生成AIと対話してBIMを作る「ACIMUS…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000152114.html