タニウムとアイソプラは、操作ログ機能「iScope」の提供で連携しました。
タニウムの「Tanium Atlas」とiScopeを組み合わせ、内部犯行の調査や分析を支援します。
専門知識を持たない担当者でも、端末や情報流出経路を調べられるようにします。
記事の概要
iScopeはTanium上で動作し、ユーザーの操作ログを端末側に常時記録する機能です。
ファイル操作、URLアクセス、通信、印刷、クリップボード、ウィンドウ、ログオンやログオフを記録します。
専用サーバーを新設せず、Taniumの標準コンソールからログを一元管理できます。
Tanium Atlasは、エンドポイントデータや各種インテリジェンスを自然言語で調査・分析できるAIシステムです。
同社によると、Atlasは3600万台超のエンドポイントから集まるテレメトリー情報を横断的に分析します。
両社の連携により、AIが操作ログを横断分析し、ユーザーの行動意図を推定できるようになりました。
実演では、漏えいが疑われる端末の特定や流出経路の概要を数分で報告しました。
時系列の行動再現、MITRE ATT&CKへのマッピング、対応優先順位の整理にも対応します。
記事のポイント
- 多様な操作を常時記録: iScopeはファイル操作や印刷、URLアクセスなどを端末側で記録し、専用サーバーなしで一元管理できます。
- AIが流出経路を分析: Atlasが印刷、ブラウザー、ファイル操作のログを横断分析し、漏えい端末と情報流出経路を報告します。
- 内部不正以外にも活用: 退職予定者のデータ持ち出しやシャドーAIの利用実態、業務時間外のPC操作も調査できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 内部不正の調査基盤を選ぶ際、専用サーバーの追加負担や専門人材の確保だけでなく、既存端末管理基盤からどこまで調査を始められるかが判断材料になりそうです。
- セキュリティ担当者: 漏えい発生後のログ確認を個別製品や人手に頼る運用から、行動の時系列化と対応優先度の整理までを一連で進める体制へ見直す必要が生じる可能性があります。
- 同業の提供者: 内部不正対策では検知機能だけでなく、印刷やAI利用を含む複数ログを横断し、非専門家にも調査結果を示せるかどうかが競争軸になると考えられます。
このニュースの背景
企業では、従業員による情報の持ち出しや漏えいが深刻なリスクとなっており、漏えいを認識した企業は2020年度から2024年度に約6.8倍増えたとされています。
生成AIへの機密情報入力や未承認AIエージェントの利用など、従来よりも情報流出経路を把握しにくい手口が増えています。
規定や定期監査を中心とする静的管理だけでは実態を捉えにくく、全端末ログの常時監視や流出経路の特定といった動的管理が求められています。
既存の端末管理基盤でエンドポイント情報を収集・分析できる環境があり、そこへ操作ログと自然言語による分析を組み合わせる形が取られています。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
タニウムは、パートナー企業であるアイソプラの「Tanium Autonomous IT Platform」(Tanium…
https://japan.zdnet.com/article/35253899/